ポートフォリオとは、資産をいろいろな形で配分する組み合わせのことをいいます。
具体的には、現預金、株式、投資信託、外貨預金、不動産、金などが挙げられます。
これら資産を何%ずつ保有しているかという配分がポートフォリオです。
上記の資産にはそれぞれの特徴があり、その特徴を理解した上で、ポートフォリオを組む必要があります。
自分がどのようなスタイルの運用をしたいのかは、それぞれの資産の特徴を鑑みながら配分を決めます。
① 現預金
もっともわかりやすい資産といえるでしょう。
現金あるいは、預金にあたる資産は額面どおりの金額となります。
昨今の日本は、超低金利時代で銀行にお金を預けていても、もらえる金利は微々たる金額です。1回休日にATMからお金を引き出す手数料を支払ったら、金利分はチャラになってしまう人もいるかもしれません。
政府が掲げるインフレ率も未達のままで、現金価値の目減りも著しいものとはいえません。
投資において現金比率をどの程度の配分を保つかは重要な要素になります。
積極的に運用をしたいという場合は、現金比率を低くして、他の金融商品への配分を増やすことで運用益を大きくすることができます。一方で、金融資産の損失が発生することもあります。現金比率はリスクの許容度によってそれぞれというわけです。
それでは、リスクを許容し投資する場合は、なにに投資するべきなのでしょうか。
リスクといっても、それぞれにリスクがあるうえ、投資でどのように資産を増やしていくかということも考える必要があります。
国債は低リスクはありますが、リターンもあまり高くは望めません。国債は国ごとに決められた利回りで償還時に利回り分が加算されて償還されます。値動きも株式などに比べれば大きくはないため、現預金より少しいい運用を考えている場合は国債などの比率を上げてもいいかもしれません。
次に金(GOLD)は、キャピタルゲインを目的とした投資になります。金という特性上一定の資産性があり、ゼロになる可能性は極めて低いといえます。ただし、株式などのような配当は全くないので、インカムゲインを目的とする場合は不向きかもしれません。それでも金が人気なのが、金が有限な資産として貴重な物質として認められているからでしょう。
リスクをとって、大きな利回りを期待したいのであれば、株式の比率をあげると大きなリターンを得られる可能性があります。
株式は、株式市場で取引されている上場株式の値上がりを期待して、保有します。中には、高配当の株式などもあり、インカムゲインも見込める場合もあります。
日本の株式だけでなく、アメリカ株や新興国の株式などに投資して大きな利益を得ている人もいます。
大きな金額になる投資で、不動産というものもあります。不動産投資は、大きなお金を投じてそこから家賃収入としてインカムゲインを得ます。運が良ければ、売却時にキャピタルゲインも得られる可能性がありますが、不動産という特性上、素人がインカムゲインとキャピタルゲインを両方得るにはかなり難易度が高いです。優秀な不動産営業マンを見つけるか、かなりの勉強をする必要があります。
資産はおおまかには上記のようなものが挙げられますが、他にも様々な金融商品があります。今後は、ポートフォリオの具体的な配分や細かい金融商品などに焦点を当ててみようと思います。