分析初心者向け

ファンダメンタルズ分析とは

ファンダメンタルズ分析とは、FXにおいて相場を分析する手法のひとつで、テクニカル分析の対となるものです。

テクニカル分析についてはこちらから。

ファンダメンタルズ分析は、経済活動等による状況や影響から相場を分析する手法のことをいいます。

FXにおいては、日本国内だけでなく世界情勢などにも影響を受け、一時的な騰落やトレンドの形成など様々な面で為替相場に影響を及ぼします。

そのため多面的な情報を多く加味して判断を要します。

大きくは2つに分けて考えてみることが大事です。

  • 定期的に発表される経済指標等。

雇用統計、FOMCの声明、ECBの声明、消費者物価指数発表などがこれにあたります。

  • 突発的・偶発的な事象・事件・災害等

貿易摩擦、株価の大きな騰落、テロ、パンデミックなどがこれにあたります。

ファンダメンタルズ分析は、上記のような情報から相場の方向性を分析することを目的とします。

ただし、相場は非常に多くの投資家心理を反映し、そこには情報の差による相場のゆがみが発生するため一概に自分が知り得る情報から方向性を的確に分析することは困難になります。

ここでは、様々な定説を紹介していきます。

「有事の円買い」

これは、世界情勢の先行きが不安になった際に起こります。一般的には、有事の際は安全な通貨が買われます。安全な通貨とは、通貨の信用性の高さなどを鑑みて判断されることから米ドルと日本円が買われる傾向にあります。

特に日本円の安定性からリーマンショックなどの金融不安が起こった際は、日本円買いが進み超円高にまでなりました。

ただし、新型コロナウィルスによるパンデミックでは、このような円買いの動きは発生していません。

一概に有事の円買いが進むと仮定しても、意に反して相場が動くこともあります。

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